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オセロの棋譜はどうやって書くのか、どんな用紙に書けばわかりやすいのか?自作で簡単にできますので参考までにご紹介します。そしてただ棋譜を採るだけでは勿体無いので棋譜を採る意味を理解して見て下さい。
今回の内容
◯棋譜を書く用紙
◯棋譜の書き方
◯棋譜を採る意味
◯棋譜を書く用紙
用紙によって書き方も異なります
棋譜の書き方は大きく分けて二通りになります
1.記号だけで記載する
2.図に記載する
どちらでも結果は同じなのですが、見やすさからして2.の図に記載するのがおすすめです。
実際の試合を見ていて、棋譜を採る方は図に記載している方しか見たことがありません。
今回は図に記載する方法をご紹介致します
様式は特に決まっていません。
横線の引かれた(横罫)ノートに縦線を引いて64マスを作るも良し、方眼罫のノートを使っても良いでしょう。
あるいはパソコンを使って、Excel等で作ってしまうのも良いです。
以前は、日本オセロ連盟のホームページ上から棋譜用紙をダウンロード出来たのですが、現在はそのページが存在していません。
その代わりに、一時期ですが、全国大会の参加賞や各種オセロイベントの参加賞として、オセロメモ帳が配布されていました。
このオセロメモ、日付の記入から会場もしくは大会名、対戦者の名前、結果の石数の記入欄もあり、棋譜用紙として便利な物になっています。
但し、現在では製作されているかは不明です。
このような形式の物を自分なりに作っていただければ、自由に使う事が出来ます。
同じ内容でA4用紙でプリントできる物を作成してみましたのでご自由にご使用下さい。
A4用紙で4盤、6盤、9盤を作ってみました
※ファイル形式はPDFです、6盤は横です
◯棋譜の書き方
では、実際の書き方です
自分が先手の黒番で1手目を打ちます。
f5に打ちました。
これをf5という記号を記載するわけではなく
これを棋譜用紙に書くとこうなります。
1手目なので、f5の箇所(置いた場所)に「1」と書くだけです。
実際の盤には符号は書いてなく、慣れるまではどこに置いたか照らし合わせるのも大変な作業です。
時にはずれたところに書いたり、数字を誤ったりして間違えてた、なんて事もありますが、何事も慣れが必要ですので地道に継続していきましょう。
中心の4☓4の角に●がついているので目安にすると間違いが減ると思います
さて、相手が2手目を打つと、こうなります。
白がd6に2手目を打ちました。
これを棋譜用紙に書くと・・・
書き方に決まりがあるわけではありませんが、白番の手の箇所(基本的には偶数の数字)は◯で囲むようにしています。
間違い防止と、後で読む時に探しやすくなるという意味です。
この辺りはやりながら工夫しましょう
これを繰り返していくと・・・
60手打ち終わり、結果として39-25で黒の勝ちの試合でした。
これを60手の棋譜としたものが・・・
このようになります。
終盤で白にパスがあった為、59と60は○で囲っていません。
黒が続けて打った為、両方黒の手になっています。
将棋は駒を動かすため図での表記はできませんが、オセロは指す(置く)だけですので図で表すことが可能なのです。
◯棋譜を採る意味
棋譜は採るだけではあまり意味はありません。
勝った試合も負けた試合もそこには理由があります。
最初は2対2の引き分け状態からスタートしますので、どこで有利になったのか?どの手が悪かったのか?
試合をやっていく中で置き場所に悩む事も出てきます。そういったことを見返す事で上達していきます。
その場合は解析ソフトやアプリがありますので解析してみて下さい。
実際に解析し、悩んだところが正しいと自信にもなりますよ。
◯まとめ
簡単ではありますが、棋譜の書き方をご紹介しました。
さて、これを大会でやろうとすると、なかなか大変です。
オセロの大会では持ち時間を設定する為、対局時計を使用します。
次の手を考えながら、棋譜も書きながら、時間も気にする・・・どうしても負担は大きくなります。
ですが、大会だからこそ、自分の打った棋譜を採って残して復習するのは大事な事です。
慣れれば克服出来る事でもありますし、是非継続してみてください。
その副産物として、書かなくても後で棋譜を再現出来るようになる・・・場合もあったりなかったり・・・
解析ソフトやアプリを別記事でご紹介しておりますの宜しければこちらもご参照下さい