オセロにも名人戦はある?オセロ名人戦や歴代のオセロ名人達

まずは、当サイトを御覧いただきありがとうございます。
日本には、色んなジャンルに卓越した人を名人と言ったりします。
また、将棋や囲碁には、名人戦があり、最高峰のタイトルとして君臨しています。
そんな名人の座とオセロについて、今回は書いてみます。

今回の内容
◯名人とは
◯オセロ名人戦
◯歴代オセロ名人

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◯名人とは

将棋や囲碁の世界では、江戸時代~昭和初期にかけて、家元制度としての名人が君臨していました。
昭和以降、それぞれ実力制に変遷を遂げるのですが。

歴史上の偉人・織田信長が本因坊算砂の囲碁の腕を讃えて「そちはまことの名人なり」と褒め称えた事が、あらゆる分野で称される『名人』の由来とされています。

その他、一芸に秀でた人を『名人』と称す。
日常生活でも、そんな使い方をする事がたまにあるかもしれません。

◯オセロ名人戦

オセロにも、タイトルとしての『名人』が存在します。
将棋や囲碁と同様、名人戦があるのです。

将棋や囲碁で、家元制名人から実力制名人への変遷があったように、オセロにも変遷がありました。
挑戦制からオープン制への切り替わりです。
1999年の第20期名人戦までは、名人挑戦者決定戦(各ブロックで行われた地区名人戦覇者が集まり戦う)を行い、1位になった人が名人に挑戦する『名人戦』を戦っていました。
2000年の第21期名人戦からは、オープン大会になり、出場したい人が全国から一同に会し、名人位決定戦を行う方式になりました。

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◯歴代オセロ名人

2018年で39期の名人戦が開催されました。
その歴代名人を列挙してみます。

1980年 第1期 河村 末告
1981年 第2期 河村 末告
1982年 第3期 河村 末告
1983年 第4期 長谷川 武
1984年 第5期 石井 健一
1985年 第6期 石井 健一
1986年 第7期 石井 健一
1987年 第8期 瀧澤 信行
1988年 第9期 為則 英司
1989年 第10期 為則 英司
1990年 第11期 為則 英司
1991年 第12期 手塚 博久
1992年 第13期 手塚 博久
1993年 第14期 末國 誠
1994年 第15期 末國 誠
1995年 第16期 坂口 和大
1996年 第17期 滝沢 雅樹
1997年 第18期 中島 哲也
1998年 第19期 中島 哲也
1999年 第20期 冨永 健太

ここまでが挑戦制名人戦の時代です。
防衛を果たしているケースも多いですが、2回防衛までが最高で、7回世界を制した為則九段でさえ、3連続防衛は出来なかった模様。
将棋の羽生竜王がタイトルを何年も防衛し続ける、という事の偉大さは、この事からも押し測る事が出来ます。

2000年 第21期 坂口 和大
2001年 第22期 村上 健
2002年 第23期 北島 秀樹
2003年 第24期 末國 誠
2004年 第25期 末國 誠
2005年 第26期 宮岡 環
2006年 第27期 中島 哲也
2007年 第28期 冨永 健太
2008年 第29期 宮岡 環
2009年 第30期 高梨 悠介
2010年 第31期 高梨 悠介
2011年 第32期 信川 紘輝
2012年 第33期 岡本 一樹
2013年 第34期 岡本 一樹
2014年 第35期 末國 誠
2015年 第36期 高梨 悠介
2016年 第37期 笠井 雅也
2017年 第38期 高梨 悠介
2018年 第39期 清水 直希

挑戦制からオープン制に変わっても、坂口九段・末國九段・富永八段は両方で名人戦を制しています。
ここ10年は、2014年の末國九段を除き、10代20代の若手が制しています。
世代交代が進んでいると言えるでしょう。

◯まとめ

現在、名人戦は毎年3月に開催され、1年の幕を開ける全国大会です。
1月・2月に地区名人戦も各ブロックで開催され、名人戦本戦の参加費免除などの特典が地区名人に与えられます。

地区名人戦も名人戦全国大会もオープン大会なので、誰でも出場する事が出来ます。
日本オセロ連盟の会員と非会員で参加費が異なる、という点はありますが、名人戦全国大会はエントリーさえすれば出場出来るのです。

尚、名人戦全国大会は、名人を決める「無差別の部」と「女子の部」「小学生の部」「中学生の部」「高校生の部」「達人の部」の各部門があります。

2014年第35期からは大阪・名古屋・仙台・兵庫、と東京以外の地方都市でも開催されるようになりました。
東京開催は関東の人には良いですが、遠征しなければならない地方の人達には、オープン大会であっても気軽に出られるものではない為、地方開催は開催地の近くの人達が出場しやすくなった大きなメリットがあります。
今後も全国各地様々な地方で開催されると思いますので、お近く開催の際は、是非出場してみると、全国大会の雰囲気が痛いほど体感出来ます。

2018年第39期名人戦にて、人気ユーチューバーごはんさんが挑戦しています。
その動画が公開されていますので、ご参考までにどうぞ。

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