寒中見舞いの時期はいつ?寒中見舞いの例文や寒中見舞いの意味とは?

新しい1年の始まりには美味しい料理と年賀状!子供の頃から毎年楽しみにしている行事の1つです。
しかし、お正月を過ぎしばらく経つと、「寒中見舞い」なるものが送られてくることがあります。皆さんは寒中見舞いを出したりもらったりしたことはありますか?

寒中見舞いを出す時期はいつなのでしょうか?
そもそも寒中見舞いって何なのでしょう?
どんなことを書けば良いのでしょうか?

今回のテーマ
◯寒中見舞いの時期はいつ
◯寒中見舞いの例文をご紹介!
◯寒中見舞いの意味とは

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◯寒中見舞いの時期はいつ

寒中見舞いは、松の内(1月1日~7日)が明けてから、立春(2月4日)の前まで出します。
つまり、1月8日から2月3日の間ということですね。
「寒中」とは、小寒と大寒の間の期間を指し、寒中に出す挨拶状が、「寒中見舞い」です。

初めから寒中見舞いを出す予定であれば、早めに相手に届いた方が良いですから、
1月5日を過ぎたら投函しましょう。
頂いた寒中見舞いへの返信をする場合も、2月3日を過ぎないよう、投函は、1月末までに済ませましょう。

ちなみに、寒中見舞いを出すのは以下のような場合です。
①自分が喪中の時に頂いた年賀状への返事
②喪中はがきを頂いた相手への新年の挨拶
③喪中ということを知らずに年賀状を出してしまった場合のお詫び
④頂いた年賀状や寒中見舞いへの返事

色々な理由で寒中見舞いを送るんですね~。
寒中見舞いの使い方によってメッセージの内容も少し違ってきます。

◯寒中見舞いの例文をご紹介!

寒中見舞いを出す理由は人それぞれと言いましたが、ではどんな場合に、どのような文章を書けばよいのでしょうか?
例文を少しご紹介しますね。

その前に、寒中見舞いのルールとして気を付けたい点があります。
1つは、句読点をつけないこと。
もう1つは、拝啓や敬具などの頭語や結語は必要ない、ということです。

また、イラストなどは使用しても良いですが、お正月のおめでたいものは避け、
雪など、冬にちなんだものでシンプルな仕上がりにすると良いと言われています。
色々と決まりがあるんですね…

ちなみに縦書き・横書きはどちらでもOKです。
では、例文を見てみましょう。

①自分が喪中の時に頂いた年賀状への返事

寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧なお年始状を頂き ありがとうございました
父○○の喪中のため 年始のご挨拶を差し控えさせて頂きました
寒さはこれからが本番ですが くれぐれもご自愛ください
今年もなにとぞよろしくご厚誼のほど お願い申し上げます

寒中見舞い申し上げます
念頭のご挨拶を頂きありがとうございました
昨年△月に父○○が他界いたしました
旧年中にお知らせ申し上げるべきものを 年を越してしまいましたご無礼の段 どうかお許し願います
厳寒の折から、皆様どうか御身大切にお過ごしください

②喪中はがきを頂いた相手への新年の挨拶

寒中お見舞い申し上げます
御服喪中のことと 念頭のご挨拶は遠慮させて頂きました
○○(故人名)様にはお世話になりながら お返しもできないままお別れすることとなり今はご冥福をお祈りするばかりでございます
ご家族が一人欠けたこの冬は 寒さもひとしおと存じます
この厳寒の折柄、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

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③喪中ということを知らずに年賀状を出してしまった場合のお詫び

寒中お見舞い申し上げます
○○様ご逝去のこと 存じ上げなかったとはいえ 新年のご挨拶を申し上げ大変失礼致しました
本格的な寒さを迎える折 皆様お元気でお過ごしください

④頂いた年賀状や寒中見舞いへの返事

寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年賀状を頂き ありがとうございました
ご挨拶が遅れてしまい 誠に申し訳ございません
皆様におかれましては 良いお年を迎えられましたご様子 心よりお慶び申し上げます
私どもも無事越年いたしました
今年もよろしくお願い申し上げます

ご丁寧な寒中見舞を頂き ありがとうございます
ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのご様子 なによりとお喜び申し上げます
おかげさまで私どもも変わりなく過ごしております
厳寒の折 風邪などお召しになられませんようご自愛ください
取り急ぎまして一筆 お礼まで

⑤季節の挨拶として

寒中見舞い申し上げます
朝晩の冷え込みが辛い今日この頃 いかがお過ごしでしょうか
おかげさまで私どもは元気に過ごしております
世間では流感が猛威をふるっておりますが くれぐれもお体を大切にお過ごしください

実は私、まだ寒中見舞いを出したり頂いたりした経験がありません…
家族宛に届いているのを子どもの頃に見た気もしますが…
他人宛の手紙をじっくり読む趣味はないので(笑)
こんな内容が書かれていたんですね~

◯寒中見舞いの意味とは

寒中見舞いを送る時期や例文をご紹介しましたが、そもそも寒中見舞いの意味は何でしょうか?

寒中見舞いは、初めにも書きましたが1月6日頃の小寒の初めから、立春前の大寒の終わりまでの約1ヵ月の「寒中」に出すものです。
この時期は、1年の中で最も寒いとされており、厳しい寒さをお互い無事に過ごせるようにと、相手を気遣って送るものです。
つまり「最近めっちゃ寒いけど、お体大丈夫ですか?」というのを真面目に書いたのが寒中見舞いなんですね。

そんな季節の挨拶状という立ち位置だった寒中見舞いですが、
最近では年賀状の返礼や喪中で年賀状が出せない場合その代わりとして送られることが増え、むしろそちらがメインとなりつつあります。
時代の流れと共に、寒中見舞いの用途も変化してきた、といえるのではないでしょうか?

ちなみに寒中見舞いは年賀状や暑中見舞いのように専用のはがきが存在しません。
しかし1989年には、昭和天皇の病状悪化により年賀状の自粛ムードが漂い、
官製の寒中見舞いはがきが発売されたそうです。
(昭和天皇はその後1989年1月7日に崩御されています)

また、寒中見舞いというと、葉書のイメージが強いですが、
お歳暮やお年賀の時期が忌中に掛かっている場合はその時期を外し、
上記の時期に「寒中見舞い」として贈ります。
寒中見舞いにも色々なカタチがあるんですね。

まとめ

寒中見舞いについての色々をご紹介しました。
寒中見舞いを送る際は「寒さの厳しい季節に、相手を気遣って送るもの」というそもそもの目的を忘れず、内容にも気をつけてくださいね。
手紙のやりとり自体が少ないこの時代だからこそ、せっかく送るのであれば時期やルールを守り、厚意が無駄にならないようにしましょう。

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