喪中の寒中見舞いで結婚報告や出産報告はOK?写真は使っても良い?

結婚報告や出産報告を年賀状で~なんて思っていたら身内に不幸があり喪中に…
そんな時、寒中見舞いで結婚や出産の報告をしても良いのでしょうか?
OKの場合、せっかくの晴れ姿や可愛い我が子の写真は使っても良いのでしょうか?

今回のテーマ
◯喪中の寒中見舞いで結婚報告はOK?
◯喪中の寒中見舞いで出産報告はOK?
◯報告に写真は使っても良い?

スポンサーリンク

◯喪中の寒中見舞いで結婚報告はOK?

寒中見舞いでの結婚報告はOKかどうかの前に、寒中見舞いを送る時期はいつなのでしょう?
寒中見舞いは松の内が明ける1月8日から、立春の前日である2月3日の間の約1ヵ月の間に送ります。
「松の内」とは、お正月飾りを飾っておく期間で、元日から1月7日までです。

で、喪中の場合年賀状は勿論、基本的にお祝い事は避けるべきだとされていますから、
結婚報告のはがきも出さない方がよさそうです。

ただ、結婚報告ができないのもちょっと寂しいというか残念というか…
一生に一度のことなので、親しい方にはもちろん、普段あまり交流がないけど付き合いの古い方なんかにも報告したいですよね!

ということで、寒中見舞いで結婚報告を…というのは、どうでしょうか?
はい、OKです。
夏場であれば暑中見舞いで結婚報告もOKです。

そもそも暑中見舞いや寒中見舞いは、暑さや寒さの厳しい時期に、
相手の健康などを気遣って送る季節の挨拶状です。
ですから、特にお祝い事のはがきなどではありません。

寒中見舞いに、近況報告として結婚について触れるのであればOKです。
ただし、あくまでも季節の挨拶がメインだということを忘れずに!!
また、寒中見舞いで結婚報告をする場合、喪中については触れてはいけません。
1枚のはがきの中で、お祝い事と不幸の話を一緒にするのはマナー違反にあたります。

そういった点を踏まえ、寒中見舞いで結婚報告をする場合の例文をご紹介します。

寒中お見舞い申し上げます
寒さの厳しい日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか
私事ですが 昨年○月○日に結婚致しました 今後とも変わらぬお付き合いのほど
よろしくお願い致します 厳寒の折 くれぐれもご自愛ください

スポンサーリンク

◯喪中の寒中見舞いで出産報告はOK?

続いて出産報告についてですが、これも基本的には結婚報告と同じです。
結婚報告は良くて出産報告はダメ!なんていうのもおかしな話ですしね^^:

出産報告の場合も、自分が喪中であること、寒中見舞いの本来の意味を忘れないようにしてください。
寒中見舞いの文言をメインとし、「誠に恐縮ですが」などと言葉を入れ、簡潔に報告するのがベストです。
あくまでも報告を「添える」という形に留めておきましょう。

ということで、出産報告の例文もご紹介します。

寒中お見舞い申し上げます。
厳しい寒さが続きますが 皆様お元気でお過ごしでしょうか?
私事で眞子度に恐縮ではありますが 昨年○月に長女(長男)を授かりました
家族共々 今後ともよろしくお願い申し上げます
お風邪など召されませぬよう くれぐれもご自愛ください

しかし、出産、結婚、どちらの報告についても、礼儀作法に厳しい相手や誤解を招く恐れがある場合には寒中見舞いに盛り込まない方が良いかもしれません。
少し時期をおいて、寒中見舞いとは別で報告をするのも1つの方法です。
間柄や状況によって、どのように報告するのがベストであるか判断してくださいね。

◯報告に写真は使っても良い?

寒中見舞いでの結婚、出産報告はOkだということがわかりましたが、写真を使っても良いのでしょうか?
美しいウエディングドレスやほわほわの可愛い我が子の写真…
せっかくだし見て欲しい!と思いますよね。

結論から言うと、残念ながら写真を使うのはNGです。
いや、NGです、と言っていいのかどうか…

実は写真を入れること自体はOKなんです。
ですから、マナー違反!絶対にダメ!というわけではありませんが…
適当だとは言えませんから、オススメはしません、といったところでしょうか?

写真を入れてはいけない理由としては
①お祝い事のイメージが強まる
②そもそも喪中なので写真を入れるのはオススメしない
③寒中見舞いのスタイルとしては写真をしないのがスタンダード

などが挙げられます。

喪中なのに幸せいっぱい!の写真を添えられたら、受け取る側も若干困惑してしまいますよね。
写真を入れるのがマナー違反でなくても、どちらかというと否定派の方が多いんですよね。
ですから、喪中なのに良い感じの写真が添えられていたら非常識な人だと思われるかもしれません。
せっかく送っても誤解を招いては意味がないですよね。

どうしても写真を見て欲しい!と思うのであれば、喪が明けてから結婚や出産の報告はがきを出すか、少し時期を置いて暑中見舞いに写真を添えるか、
もしくは見て欲しい相手には手紙を書いて写真を同封するか…

色々とやり方はあると思いますので臨機応変に対応しましょう。
とはいえ、私の友人はおばあ様が亡くなった際、娘さんの写真満載の寒中見舞いを送ってきました。笑

なかなか会えない相手なので、可愛い娘さんの写真が見られて嬉しかったです。
恐らく送る相手も選んでいるでしょうから、そう考えるとやはり一言で「NG」とは言えないですね。

ちなみに、写真を入れないなら何を入れればいいの!?と思うかもしれません。
写真がダメならイラストです!
が、何度も言いますが寒中見舞いは季節の挨拶状で年賀状とは全く別のものですから、日の出や干支などお正月を連想させるイラストは使用を避けましょう。

これはそもそもの決まりでNGなので、喪中であれば特に気を付けた方がいいですね。
雪だるまやコタツと猫、雪景色、季節の花(椿など)といった、
冬や早春を連想させるイラストがオススメです。

これらであれば、イラストに限らず写真でもOKです。
背景をピンク系にしたり、優しい字体を選んだりすれば、堅苦しい感じもなく可愛らしい寒中見舞いに仕上がりますよ。

まとめ

喪中の寒中見舞いでの結婚や出産報告、写真を使うことについてご紹介しました。
おめでたいことは色々な人に見て欲しい!と思いますが、受け取る側の捉え方は別物です。
せっかく送るのであれば、非常識、マナーを知らない人だと思われないような寒中見舞いにしましょう。

スポンサーリンク

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。