年末調整とは何?年末調整必ず行うの?確定申告との違いは?

まずは、当サイトを御覧いただきありがとうございます。
年末が近づいてきて、働かれている皆様この時期になると「年末調整」と耳にしますよね
そもそも年末調整ってなに?必ずしなければだめなの?
他にも確定申告というのも聞くけど違いは?

今回のテーマ
○年末調整とは
○年末調整は必ず行う?
○年末調整と確定申告の違い

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○年末調整とは

そもそも、年末調整とは何?ということですが、会社から年末調整の紙って渡されて、名前や住所書いて印鑑押したりして出してはいるけど、そもそも何の為にしてるの?と思ってる方も多いかもしれません。

年末調整っていうくらいだから何かを調整しているというのはわかりますけどね、そして年末調整でお金が返ってくるなんて事もよく耳にしますね。
ではなにを調整しているのか?

単純にいうと所得税の計算(調整)をしています

会社から給与をもらってる方は、給与明細を見てみてください。
所得税を引かれている事が分かります。
会社は従業員や役員に給与や賞与を支払う際、所定の所得税を差し引いて、税務署に納付しています。

所得税は毎月計算されているのだけど、本来は年間の所得に対して所得税がかかります
毎月の給料を12ヶ月もらい続けた場合を元に計算されていますが、残業や各種手当で変動もありますので必ずしも一定とは限りません。

だから12ヶ月収めた所得税と年間の所得から計算した所得税が正しいのか?を計算する作業となります。

毎月計算して収めてるんだからいいでしょ?と思いますよね^^

ちょっと話はそれますが会社も利益に対して法人税という税を収めます
ですが、会社は利益から人件費や経費を差し引いて法人税を計算し収めます

私達従業員はというと、扶養が◯人居て生活が大変、生命保険も掛けているというように会社で言う人件費、経費を私達の所得から控除(引いて)くれるのです
※車の保険やペットが居る、ペットの保険を掛けているというのは対象外です

扶養の有無は毎月の計算に反映されていますが、保険に関しては年末調整でしか計算されません。

そして毎月の給料の所得税は会社によって1円、10円、100円単位と違いますが年末調整は100円単位となりますのでそういったところでも差額が生じます。

お金が返ってくるというのは毎月の所得税の計算では考慮していないものもあるので、殆どの方が払いすぎた所得税が返ってくるということになります。

当然ながら所得税を計算したら足りない!ということで追加で取られるパターンも存在します。子供を扶養していたのに年末近くで働き始めて扶養から外れたというのが大きいですね。
他にも扶養も保険控除もないという方で、毎月の給料の変動が激しい場合にマイナスになる場合もあります。

では年末調整は必ず行わなければいけないのか?

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○年末調整は必ず行う?

結論をいうと雇用されて働いている人は年末調整の必要ありです

ここで色々なパターンがあると思いますが
・例えば年の途中で再就職した場合は?
再就職先で年末調整を行います(前職場から源泉徴収票を貰って年額を計算)

・12月で退職した場合
12月にもらう給与を貰って退職した場合は年額が確定しているので年末調整が必要です
極端にいうと12月20日が給料日で19日に退職した場合は必要無し20日に退職すると必要ありとなります

というように色々な要件がありますが、年末調整が必要な人は会社から申告書を渡されるので、渡された人は対象と判断すればOKです

・物理的にすることができなかった!?という場合
例えば入院していたとか事情があり会社に年末調整の用紙を提出することが出来なかった、年末調整を行うことが出来なかった場合は、税務署で確定申告の必要があります。

○年末調整と確定申告の違い

年末調整の時期くらいから確定申告というのも耳にしますが、どう違うのでしょうか?

結論から言うとやることは所得税の計算なので一緒です。

でも年末調整ではできなくて確定申告ではできるという手続きがいくつもあります。
年末調整で処理できない経費を確定申告で経費にすることが出来ます。

・住宅ローン控除
国が住宅を購入した人は大変だから要件を満たせば、所得税減らすよ!っていう素晴らしい制度ですね
この申告は初年度だけは確定申告が必要になります。次年度からは年末調整用の用紙が送られてきますので、年末調整で可能となります。

・医療費控除
手術や通院で一定以上の金額に達した場合に大変だから所得税減らすよ!っていうこれまた優しい制度です
これは毎年確定申告が必要です。家にパソコンとプリンターがあれば家で作成して提出するだけで受けることが出来ます。

・年収2000万超え
この年収になると年末調整できないので必然的に確定申告してね!となります。
ここまでくると役員というかたも多いかと思います 毎月に所得税も数十万となりますので、ちょっと桁が違ってきますね^^

・寄付金控除
ふるさと納税って聞いたことありますよね
これも立派な納税なので一定額を所得税から控除することが可能です。

余談かも知れませんが、ふるさと納税で返礼品を頂けますね 物が欲しいというのもあります。
例えば1万円のふるさと納税をして8000円の物が送られてきて、2000円の寄付金控除が受けられたら?市民はプラスマイナス0ですね

そうなると本来のふるさと納税の意図が・・・となりかねないので、返礼品の価格は寄付額の何%以下にするという事が言われておりますね(それ以外にも問題ありますけどね)

○まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます^^
年末調整が何か?少しは理解していただけたでしょうか?

会社によって年末調整の書類配布時期は異なると思いますが、10月~11月に配布・提出を求められる事が多いかと思います。
人によっては、提出書類が多くなったり、細かく書くものがあったり、大変な作業になる場合もあるかもしれません。

年末調整のみで所得税が確定します。
ミスは過度に怖がらず、気楽にしっかりと書類を作成し、期限までに提出しましょう。
記載にあたって不明な点があれば、会社の担当者にお問い合わせください。

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