お食い初めのメニューや儀は誰が行うのか?お食い初めのやり方は?

赤ちゃんの生後100日を祝うお食い初めですが、お膳にはどんな料理を用意すれば良いのでしょうか?お食い初めの儀式はお母さん?お父さん?誰が行うのが良いのでしょう?
そして儀式というからには正しいやり方は?ご存知のかたもちょっと不安なところないですか?そんな知っていそうで知らないことをまとめてみました。

もくじ
○お食い初めのお膳メニュー
○お食い初めの儀は誰が行う?
○お食い初めのやり方は?

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○お食い初めのお膳メニュー

お食い初めの献立は、昔から一汁三菜が一般的です。
具体的にどんなメニューにすれば良いか、ご紹介しますね。

・御飯
御飯はお赤飯が多いです。
お赤飯は縁起が良い食べ物ですが、魔除けの意味もあります。
他にも、季節の具材を入れた炊き込みご飯などを用意する地域もあります。
こだわりがなければ白飯でも問題はありません。

・鯛の塩焼き
メインとなるお魚はやはりめでたいの「鯛」!
鯛にこだわりがなければ好きな魚でも良いです。
小さなものでも尾頭付きが良いですね。
下に敷く紙や鯛の上に載せる飾りなどは100均などで揃えられます。

・煮物
煮物の味付けは家庭や地域によって様々です。
中身もお好みで良いですが、オススメは里芋(子だくさんの願掛け)、れんこん(穴が開いていて先を見通せる)など縁起の良い野菜や、彩り綺麗なにんじん、だしが出ておいしいしいたけなどです。

・汁物
汁物は、縁起物の蛤や海老が入ったお吸い物を用意しましょう。
お吸い物には「母乳やミルクを吸う力が強くなるように」という願いが込められています。
蛤は、殻が離れても元の殻同士でしか形が合わないことから、良縁に恵まれると言われています。
また、海老は腰が曲がっていて、長寿の縁起物とされています。

・香の物
香の物はお漬物だったり、梅干しだったり、なますだったりと、様々です。
お好みのもので問題ありません。
季節や地域の名産を漬けたお漬物は珍しいものなので、大人の分も用意すると喜ばれます。
また、梅干しは皺ができる頃まで長生きできるようにという意味が込められています。
にんじんと大根で作った紅白のなますは、お祝いの水引をイメージしており、おせち料理にも登場する縁起物です。

○お食い初めの儀は誰が行う?

お食い初めの儀式を行う人は、赤ちゃんの性別によって異なります。
男の子の場合、お食い初めの儀を行うのはその場にいる最年長の男性です。
女の子の場合は、最年長の女性になります。

これは、長寿にあやかるためです。
また、赤ちゃんが座る位置にも決まりがあり、男の子は最年長男性の左膝、女の子は最年長女性の右膝に座ります。

ちなみに、お膳も男の子は全体が朱塗りの器、女の子は外が黒塗りで内側が朱塗りの器と、男女で色々と違いがあるので注意が必要です。

とはいえ、現代のお食い初めはそこまで形式にとらわれる必要はありません。
生後100日というと、まだ首がすわっていなくて安定感のない赤ちゃんもいるでしょうし、人が多い、場所が違うなど環境の変化で泣いてしまう赤ちゃんもいるかもしれません。
普段赤ちゃんに接する機会が少ない年長者が膝に乗せるのは不安だというママもいますよね。

そんな時は、無理に年長者の膝に座らせず、ベビーラックの背中を起こしてあげる、ママやパパの膝に座らせるなどの方法でもOKです。

また、食べさせる人も年長者に限定しないで、まず年長者、その後は交代で食べさせてあげても問題はありません。
一生に一度の記念ですし、赤ちゃんの幸せを願い、楽しく過ごすことが大切です。

我が家は息子が2人なのですが、当時は柔軟に行って良いなんて知らなかったので…
形式に則り男性年長者である父がお食い初めの儀式を行いました。
とはいえ、赤ちゃんの抱っこに慣れていないので、抱っこは隣にいた人がしました。
長男の時は確か夫で、次男の時は母だったような…私でないことは確かです。笑

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○お食い初めのやり方は?

お食い初めの儀式のやり方ですが、お膳の料理を赤ちゃんに食べさせる真似をし、その後歯固めの儀式を行います。
とはいえただ適当に食べさせる真似をすれば良い訳ではありません。
こだわりがなければ一品ずつ食べさせる真似をすれば良いですが、一応ちゃんと順番があるので、覚えておきましょう。

ごはん→汁物→ごはん→魚→ごはん→汁物
これを3回繰り返します。

初めてこの順番を知った時、正直「ごはん多いな」「煮物と香の物いらないじゃん…」と思いましたが、儀式ですから、ね^^:
私は形式通り行いましたが、覚えきれなかったのでやり方を見ながら指示を出しました。笑

食べさせる真似が終わったら、箸を歯固め石につけ、そのお箸を赤ちゃんの歯茎にちょんちょんとつけます。
そして、丈夫な歯が生え、食べ物に困らないよう祈願しましょう。

これでお食い初めの儀式は終わりです。
もちろん赤ちゃんはお料理を食べることができませんが、捨ててはいけません。
大人で美味しく頂きましょう。
歯固め石もその辺に捨てないで、神社などに返してくださいね。

まとめ

お食い初めのメニューや儀式のやり方、行う人についてご紹介しました。
お食い初めには色々と決まりもありますが、絶対にこうでなければいけない!という訳ではありません。
楽しく行うことが赤ちゃんにとっても何よりの記念になります。
自分たちのやりやすいスタイルで、赤ちゃんの成長を祈願してくださいね。

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