チョコをただ溶かすって意外に難しいんです。だから、湯煎が難しい人はチョコを電子レンジで溶かしても良い？なんて考えるかもしれません。
確かにレンジは楽ですが慣れるまで失敗も多いです。
そこで失敗しないためにレンジでチョコを溶かすコツを紹介したいと思います。
もくじ
◯電子レンジを使わない理由
◯レンジでチョコを溶かすコツ
◯レンジでチョコを溶かす注意点
◯電子レンジを使わない理由
チョコを溶かす時は湯煎が一般的ですが、湯煎は水分が入って失敗する可能性や、準備する物が多いので苦手だと言う人がいます。
レンジはボタン一つでものを温められるので簡単なイメージですが、湯煎のようにお湯を沸かす手間や失敗が無い代わりに、加熱時間が合わないとチョコが焦げたり、分離して使いものにならなくなる可能性があります。
各家庭で使うレンジのメーカーも違うし、チョコ何gに対して何秒という明確な基準が無いので、回数をこなして「この量ならこの時間」という感覚を自分で身につけるしかないのです。
だから、初めてチョコ作りをする人や慣れていない人こそ、レンジは使わない方が無難です。
ただ、どうしても電子レンジしかない！という場合もありますのでレンジでチョコを溶かすコツもご紹介いたします。
◯レンジでチョコを溶かすコツ
先程もすこし触れましたが、レンジで多い失敗を挙げると‥
・チョコが焦げる
・チョコが固まらない
・チョコの成分が分離してしまう
レンジは短時間で温度が上がるので数秒の差で焦げることがあります。
焦げたチョコは再利用が難しいし、そのまま食べても苦くて正直美味しくないです。
また、チョコは油脂成分が繊細なバランスで固まっているので、溶かす過程でそのバランスが崩れると固まらないどころか分離を起こしてしまいます。
一番いけないのは、レンジの自動温め機能にまかせることです。
便利な機能なのですが、チョコを溶かす時には使えません。
焦げたり、分離まで行かなくても、滑らかさがなくなったり味が落ちたりという事もレンジを使わない理由となっています。
そこで失敗しないためにレンジでチョコを溶かすコツをお教えしたいと思います。
レンジで溶かすコツは・・
・加熱時間は溶け具合を見ながら追加する
・必ず混ぜて確認する
・低いワット数で温める
何度も開け閉めするのでサランラップは不要です。
量が少ない場合は一度に溶かしてもいいですが、量が多い場合は何回かに分けてチョコを足しながら溶かします。
①チョコを細かくしておきます。量によって加熱時間は違うので、最初は500wで1分に設定してスタートします。
見た目は全然溶けていなくても、混ぜると柔らかくなっている場合があるので、必ず一度混ぜて確認しましょう。
②まだ溶けていない場合は10秒ごとに加熱＋混ぜるを繰り返してください。
この時に使用したチョコの量と加熱時間をメモしておくと次回からの目安になります。
それと面倒だけど、絶対に失敗しないレンジでの溶かし方もあります。
全てのレンジではないですが、発酵昨日と再加熱機能がついている機種に限りますが、電子の科学的な作用ではなく、熱で温める方法になります。
特に発酵機能は３０℃～６０℃の間で設定出来る物もありますので焦がす事無く溶かすことが可能です。
◯レンジでチョコを溶かす注意点
・加熱し過ぎないようにする
チョコは28℃過ぎると溶け始め、60℃を超えると変性してしまいます。
変性すると固まらなくなります。
ドロドロになるまで加熱するのではなく、ある程度溶けていれば余熱を利用して混ぜながら溶かしましょう。
・生クリームや牛乳を混ぜると分離するのでダメ！
慣れるまでは何回もこの作業を繰り返すことになります。
早く溶かしたくて生クリームや牛乳を混ぜたくなりますがチョコが分離してしまうことがあるのでおすすめしません。
生チョコを作る時に生クリームを混ぜてチョコを溶かす方法がありますが、必ず温めた生クリームを使います。
加熱したチョコに生クリームや牛乳を入れると成分が分離してボソボソした固まりになってしまいます。
生クリームを使って溶かしたい場合は適量を加えて一緒に加熱するか、先に温めておいた生クリームにチョコを加えて溶かしましょう。
これも分量が合わなければ失敗するので、人に贈るチョコを作る場合は何度か練習してからにしましょう。
・ステンレスのボウルは使えない
念のためですが、レンジにステンレスのボウルは火災の危険があるので使えません。
必ず耐熱ボウルを使ってくださいね。
まとめ
レンジは便利なので、手軽にチョコを溶かそうと思う人は多いです。ですが、慣れていないと失敗も多く、パティシエなどチョコを扱うプロの人はおすすめしない方法です。
家庭でお菓子作りをする時にレンジでチョコを溶かすことができれば時短になりますし、慣れるまではレンジでチョコを溶かすコツを参考にして自分で感覚を掴んでくださいね。