サンマの内蔵食べられる理由と食べる場合の注意、内蔵に栄養はある?

サンマと言えば秋の味覚を代表する魚ですよね。
サンマ好きは多いと思いますが、サンマの内蔵も好きという通な方も結構いらっしゃいます。
新鮮なサンマには苦味の中に独特の旨味があるという意見があって食べられると知れば、ちょっと食べてみたくなるから不思議ですよね。そもそも、サンマの内蔵はなぜ食べても大丈夫なのでしょうか。
内蔵が食べられる確かな理由が知りたいし、害は無いだけで栄養はあるのかも気になります。そこで今回はサンマの内蔵について紹介します。実際、食べる場合の注意点もしっかり確認してから食べてくださいね。

もくじ
◯サンマの内蔵を食べられる理由
◯サンマの内蔵を食べる場合の注意
◯サンマの内蔵に栄養はある?

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◯サンマの内蔵を食べられる理由

サンマだけでなく、内蔵が食べられる魚の種類はいくつもあります。ただし、調理には専門的な知識と技術が必要ですので一般家庭では食中毒にならないように内蔵は取り除いてから食べるのが普通です。ところが例外的にサンマは内蔵を取らずにそのまま焼いて丸ごと食べる事ができます。

サンマの内蔵が食べられる理由はサンマの体や消化器の特徴にあります。サンマは一般的な魚に比べて細長い体型ですよね。消化器も省スペースに収まるように胃袋が無く、腸も短く作られています。なので、消化が20〜30分と短いので消化物が内蔵に残りにくいのです。

魚は死んだ時点で内蔵の残留物から腐っていきますので、残りにくいサンマは食中毒のリスクが小さいのです。他にも、同じように消化器が未熟なイワシも内蔵ごと食べられますし、川魚の鮎も人間に害の無いコケを食べているので安全で、内蔵だけを集めて「うるか」という塩辛に加工されています。

◯サンマの内蔵を食べる場合の注意

どんな食材もそうですが、新鮮であればあるほど食中毒のリスクは低くなります。しかし、いくらサンマの内蔵は安心と言えど、全くのノーリスクではありません。

サンマの内蔵にも少なからず寄生虫は潜んでいますし、最近ではメジャーになったアニサキスも無関係ではありません。ただし、これらは冷凍、加熱処理すれば食中毒は防げますので、食べる時はしっかり火を通してから食べましょう。店で買った解凍サンマは業務用冷凍庫の優れた冷凍技術で処理されているので焼いて食べる事ができますが、内蔵の味は落ちるという意見が多いです。

一方で、自宅で冷凍したサンマはあまり安全とは言えないので内蔵は食べない事をおすすめします。
また、サンマの内蔵に含まれる成分によっては、妊娠初期の女性が摂りすぎると胎児に悪い影響を及ぼす恐れがあります。この時期はつわりで魚なんてとても食べられない、という女性も多いですが、知識として知っておく事は大切です。

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◯サンマの内蔵に栄養はある?

サンマの内蔵は害は無い事はお分かり頂いたと思いますが、反対に栄養があれば理想的ですよね。実はサンマの内蔵には女性に嬉しい栄養がたくさん含まれているので、ここで紹介しましょう。

・ビタミンA
ビタミンAの主要成分であるレチノールは網膜の細胞や皮膚の粘膜を正常に保つ役割があります。不足すると視力に支障が出たり、発育が不良になります。

抵抗力も弱まりますので風邪などの感染症にもかかりやすくなります。肌を健康的に保つ為にもアンチエイジングには欠かせない栄養素です。ですが、現代の日本人が不足する事は稀で、むしろ妊婦の過剰摂取は胎児の成長に悪影響を与える危険があるので、適正な摂取量を守る必要があります。

・ビタミン12
主に神経機能の健康に欠かせない栄養です。不足すると手足のしびれが生じたり、うつ病や認知症のリスクが上がります。

・鉄分
鉄分は血中で酸素を運搬してくれるヘモグロビンの成分で、不足すると体内の酸素が充分に行き渡らなくなり立ちくらみがしたり、疲れやすくなってしまいます。野菜にも多く含まれていますが、魚からの方が鉄分の吸収が良く効率的に補給する事ができます。

・カルシウム
骨や歯の発育に欠かせないカルシウムもサンマの内蔵に含まれています。特に成長期の子どもには必須の栄養素で不足すると成長不良を起こします。

また、閉経後の女性はホルモンバランスの変化により骨粗鬆症を起こしやすいのでカルシウムの積極的な摂取が望ましいです。カルシウムと言えば牛乳やチーズなどの乳製品が挙げられますが、アレルギーがある方などは魚からも摂取する事をおすすめします。

まとめ

サンマの内蔵は食べられると知って食べてみたくなりましたか?サンマの身より内蔵の方が好きという通の方もいますから、新鮮なサンマの内蔵が美味しいのは否定しません。
でも、サンマの内蔵に限らず他にも苦味を味わう食材はたくさんありますから、まだ食べた事が無い方も新しい味覚の目覚めが起きるかもしれませんよ。

ただし、基本的には魚の内蔵は食べない方が良いという意見が多数派ですし、食べるのは自己責任になります。食べる際は新鮮な物を充分に加熱してからお召し上がりください。

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