まな板は食材で使い分ける?裏表の使い方は良い?使い分ける理由は?

貴方は食材ごとにまな板を使い分けていますか?
そんなのいちいち面倒臭い!と思うかもしれませんが、まな板は使い分けた方が良いと言われています。
でも、一体、何枚用意すればいいのでしょうか?
今回は、食材でまな板を使い分けたり、裏表の使い方は良いのかどうか、理由も合わせてお話します。

もくじ
○まな板は食材で使い分ける?
○まな板は裏表の使い分けは良い?
○まな板を使い分ける理由は?

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○まな板は食材で使い分ける?

まずは、まな板を食材で使い分ける時のポイントを紹介しましょう。

・何枚、用意すれば良いのか
まな板は、「野菜」「肉」「魚」などの食材による使い分けが理想とされています。
1枚のまな板を使い回すと、雑菌が他の食材に移ってしまうので食中毒のリスクが高くなってしまいます。

3枚で使い分けるのが難しい方は、野菜用と肉魚用の2枚でも効果的です。
何枚もまな板にお金をかけたくないという方のために3〜5枚セットで販売されている商品もあります。セットなので一枚ずつ買うよりお得になります。

薄いプラスチック製は保管場所も取りませんし、安価で手に入れやすい商品がたくさん売られているので貴方の希望に合う物を選んでください。

・使い分けだけすれば安心では無い
まな板を使い分ければ安心という訳ではありません。まな板を使い分けても、食材を流水で洗う手間を省いてはいけません。スーパーで売られている野菜にも、土に含まれる菌や店頭に並ぶまでの過程で一般細菌が10万個以上付着している事が分かっています。

野菜でさえ、ろくに洗っていないものを切ったまな板は危険だという意識を持っておく必要はありますね。そして、必ず調理する前は手も綺麗に洗いましょう。


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○まな板は裏表の使い分けは良い?

2枚でもいいなら裏表で使い分ければ良いという意見もありますが、実際、この方法は安全なのか疑問でした。
そこで調べてみると裏表の使い分けは、ある条件をクリアしないと、とても危険な事が分かりました。

・古いまな板は危険
まな板も長く使っていると、たくさん傷がついてしまいます。
傷のついたまな板は汚れが奥深くまで入り込んでいて、黒ずみが出来ていれば潜んでいる雑菌も相当な数になっています。

特に木製のまな板は肉汁なども染み込みやすく、裏側で切っても安心とは言えなくなります。
裏表で使う場合は、両面が必ず除菌されていることが前提になります。

・まな板以外の危険
貴方はキッチンの調理台がどれくらい汚れているか考えた事がありますか?
大手日用品メーカーのkaoが行った実験では、調理台はゴミの水切り籠と同じくらい雑菌で汚れているという驚きの結果でした。

調理台は色んな食材からの雑菌が蓄積しやすい場所です。まな板を裏表で使う為には、汚れた調理台に密着していた面を使わなければなりません。
そう考えると、裏表で使うのはためらってしまいませんか?

以上の点から、まな板を裏表で使い分ける条件として裏面を使う前に綺麗に洗って除菌する手間が必要になってしまいます。

シンクはいつもピカピカで除菌もしているのに、調理台は拭いて終わりという方は多くて、調理台も普段から清潔に保たなければなりませんね。

○まな板を使い分ける理由は?

上記でも少し触れましたが、まな板は直接食材が触れるので常に清潔にしておかなければいけません。

まな板を野菜、肉、魚で使い分ける理由も食材についている雑菌を他の食材に移さないようにする事です。

特に、肉や魚は食中毒をおこす菌がまな板に付いてしまいますが、キッチン用の中性洗剤では除菌まではできません。

まな板を分けていれば、その都度除菌しなくても良いですし、最後にまとめて除菌すればお手入れも簡単ですね。

枚数が増えるとお手入れが面倒にも思えますが、食中毒のリスクを軽減させる為には必要だと思います。

でも、頭ではわかっていても何とかまな板1枚で料理したい!裏表を使いたい!という方には、こんな方法を紹介しておましょう。

・切る順番を工夫する
食材を切る時に加熱しないで食べる物から切っていきます。そして、野菜→肉→魚の順で切っていき、肉魚の雑菌が野菜に付くのを防ぎましょう。

献立が何品もある場合、下ごしらえの行程を一度確認して、切る順番を決めてから始めます。最初は慣れなくても、習慣にしていくうちに料理の手際も良くなっていくメリットもあります。面倒でも、まな板は食材を切るたびに綺麗に洗って必要なら除菌しましょう。

・牛乳パックや使い捨てまな板シートを使う
開いた牛乳パックや使い捨てまな板シートを敷く方法もあります。汚れたら捨てればいいので便利ですが、肉汁が流れてまな板に付いてしまったり、薄いシートは食材と一緒に切れてしまって、結局、まな板が汚れてしまう事もあります。

コストはかかっても質の良い物を選びましょう。
やはり、まな板も使う毎に洗った方が安心ですね。

まとめ

今回はまな板は食材で使い分けることについて紹介しました。
まな板は毎日の料理で使う身近な調理器具ですが、使い方に気をつけないと私たちの体に危険を及ぼすものだとわかりました。

小さな子供やお年寄りがいる家庭は特に注意したい食中毒。せっかく家族のために料理をしたのに、まな板が原因なんてイヤですよね?
今日からでも遅くないので、まな板を使い分けて食中毒を回避しましょう。

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