年末調整必要書類用意は出来ていますか?準備編

まずは、当サイトを御覧いただきありがとうございます。
一見複雑(実際複雑)な年末調整の提出物、毎年悩んでいませんか?
この記事を書いているのは9月ですのでまだまだ先ではありますが、10月に入ると書類が送られてきますので今から準備するのも早くないのかなと思います。
ここに書くことが全てではありませんので、当てはまらない、足りない部分もあるかもしれませんが、是非お読み頂きたいと思います。

今回のテーマ
◯年末調整何のため?
◯送られてくる書類
◯提出する書類
◯準備
◯年末調整と確定申告何が違う?

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◯年末調整何のため?

毎年やってくる年末調整なんの為にやっているの?と思う方もいらっしゃいますよね
※個人商店のアルバイトやパート短期で所得が少なからという方はやらなくて良いのではなく、確定申告が必要です。(実際やっても見のない方もおります)

ざっくり簡単に言いますと、所得税は年収で決まるので、毎月の給与で支払った所得税が正しいかどうかを調整するために行います。
毎月の給料からはこれを12ヶ月もらったらこのくらいになるだろうという額で所得税を会社が預かり税務署へ納付しています。

ですが、年間の中で給与は残業や手当、それ以外に賞与、会社によっては表彰金一封、といったように所得は一定でない事が多いのです。
更に、社会保険料、生命保険料、地震保険、扶養の有無は世間一般的に必要と認められる経費として所得から引いて計算できます。

(所得-経費)☓ 所得税率=年間所得税 (簡単に書くとこんな感じ)

これを年末調整で行っているわけです。

※必要最低限の説明ですのでこれが全てではありません。

◯送られてくる書類

※必ず送られてくるものではありません

(1)生命保険控除証明書


該当者は生命保険に加入して自身で支払われている方
生命保険控除証明書(申告書)又は掛金払込証明書(申告書)

名称は幾つかありますが、○○さんから保険料として○円納めていただきました。
(12月末までに○円納めます)
という内容の書類です
※給与天引きの場合は送られてこない場合もあります。

(2)地震保険控除証明書


該当者は地震保険に加入されている方

(3) 社会保険料(国民年金保険料)控除証明書


これは国から送られてきます。
該当者は今年入社の従業員で国民年金を納付していた方です。

(4)源泉徴収票


該当者は今年入社の従業員で入社前に前職があり1月以降に給与所得がある方です。
※もらっていない方は、前職場に確認しましょう
※なくした場合は再発行依頼をしましょう

(5)住宅取得に係る借入金の年末残高等証明書


該当者は住宅控除を受けられる住宅、又はリフォームに係る費用を金融機関で借り入れをした方です。
※該当しない物件もあります。

(6) 平成◯◯年 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書


住宅借入を行いその年の確定申告を行うと次年度年末調整までに税務署から控除を受けられる年数分送られてきます。
※大切に保管して下さい!

源泉徴収票以外は10月1日以降に発送されるようです

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◯提出する書類

(1)前項で送られてきた書類は全て提出となります

(2)平成◯◯年 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
※会社から渡されます

(3)平成◯◯年 給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書
※会社から渡されます

◯準備

準備といっても送られてきた書類を整理しておくだけですが、夫婦の場合はそれぞれでクリアファイルや封筒で分けておいて下さい。

平成◯◯年 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書 は 住宅取得に係る借入金の年末残高等証明書があれば記入可能ですので記入しておきましょう

平成◯◯年 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書を紛失してしまった場合は、税務署で再交付申請をして下さい。「年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除関係書類の交付申請」を提出すれば再交付となりますが、11月以降は、税務署は年度末となりますので即日発行ができるかは不明ですので早めに手続きしましょう。

準備は大変ではありませんが、書類がない場合を考えて早めの確認をすることをおすすめいたします。

準備ではないのですが、提出する前にスキャンするなり、スマホで撮影する等しておくと来年以降も同様の作業となりますので、悩まずに済みますのでおすすめです。
送られてくる書類もこれがまだ着てない、足りないというのも確認出来ます

◯年末調整と確定申告何が違う?

これは特に知らなくても良いのですが、簡単に違いだけ知っておきましょう。
年末調整では出来ることが限られていますので、それ以外を確定申告で行うということです。
年末調整は会社の担当者が確定申告の窓口代行となって処理してくれているという感じです。

税務署の人間ではないので、全て出来るわけではありません。
住宅借入金等特別控除申告書も税務署が発行しますので、確定申告が必要なわけです。
それ以外にも

・医療費控除
医療費を支払った場合に受けることができる、所得控除です

・他所得がある場合
会社の給料以外で、不動産収入やネットビジネスでの所得がある場合は確定申告が必要です

・年末調整をしない人
年末調整は年度末に会社に席がある人を対象に行いますので、途中退職した方は自身で税金の計算、納付が必要になるため確定申告を行います。

どちらも年間の所得税を計算する作業なのですが、上記の用に確定申告でしか出来ない事もありますので、該当する方は必要となります。
言い方を変えれば、従業員でも確定申告するから年末調整しないということも可能というわけです。

今回まとめ

準備編としまして以下のテーマで書かせて頂きました
○年末調整何のため?
◯送られてくる書類
◯提出する書類
◯準備
◯年末調整と確定申告何が違う?

年末調整に対して心の準備は出来ましたでしょうか?

以前は私も担当者として、数百人の年末調整を行っていました
この時期になると提出する方以上に憂鬱になります

皆さんの提出物をすべてチェックして所得税の計算に反映させなくてはなりませんからね
一人ひとりがきっちり提出して下されば、担当者の負担は減ります
提出すれば終わりかもしれませんがその先の作業もありますので、是非確認して提出して下さい。

こういったところで意外と人間性出ますから記入漏れが無い、提出書類が揃えてある、ときっちりしている人なのだと思うこともあります
それと、分からない場合確認せずに適当書いてしまう人も居ますが、担当者も聞いてくれれば回答しますので聞いてみて下さい。

今回準備編をテーマにしましたが、恐らく記入編の方が知りたい情報と思いますので、合わせて御覧下さい。

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