乳製品アレルギーはミルクOKでも起こる?アレルギー成分は母乳からもでる?カルシウムの補充

ミルクOKでも起こるの?ママの飲食で母乳から成分は出る?また、乳製品は手軽にカルシウムを取ることができますがアレルギーの場合はどうやってカルシウムの補充をすればいいか、食事や代替食品から提案したいと思います。

○ミルクを飲んでいたのにアレルギー?
○乳製品アレルギーの成分は母乳からもでる?
○乳製品が摂れない赤ちゃんはどうやってカルシウムを摂る?!

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○ミルクを飲んでいたのに乳製品アレルギー?

今までミルクで育ててきたのに離乳食を始めたら乳製品アレルギーだった、という赤ちゃんは実際には多いです。
どうしてミルクはOKなのに乳製品がアウトなのか?

ミルクだから牛乳みたいなものでしょ?と思いがちですが、実はミルクは母乳に近くなるよう作られています。

乳製品アレルギーの多くの原因はたんぱく質にあります。
もともと母乳はアレルギーを起こす原因となるたんぱく質が少ないですが、牛乳には多く含まれているので、ミルクは問題なく飲めていたのに、乳製品を食べた時に症状が出てしまうのです。

アレルギー反応は突然出ることが多い印象ですが、乳児湿疹が治らない赤ちゃんであれば、生まれつきアレルギー体質の可能性もありますので事前に医師に相談されることをおすすめします。

稀にアナフィラキシーショックを起こす赤ちゃんもいるので、どんな食品もそうですが初めて食べさせる時は初品は1品で少量が基本です。

初めての食品が数種類あると何でアレルギー反応がでたのかわかりません。
一口食べて大丈夫だから安心ではなく、食後30分は様子を見て異変がなければ、次回から少しずつ増やします。

因みにアレルギーに関係なく牛乳を飲ませるのは1歳を過ぎてから推奨されています。

・乳製品アレルギーと似ている病気
一般的なミルクにはアレルゲンとなるたんぱく質が含まれています。
飲んで下痢をしたり、体が赤くなったり湿疹が悪化するなど症状があればアレルギーの可能性があります。

ところが乳製品アレルギーによく似た病気で、乳糖という成分を上手く消化できない赤ちゃんがいます。
ミルク、母乳に関係なく下痢を繰り返すので体重が増えにくく、成長の遅れにつがります。これを乳糖不耐症といい、区別するには医師の診察が必要です。

乳製品アレルギーと診断されると離乳食が始まるまで何を飲ませるの?と心配になりますが、ちゃんとアレルギーに対応したミルクが販売されています。
成分が悪さをしないように配合され、アレルギーの程度に分けて作られています。
自分で選ぶのでは無く、必ず医師と相談して赤ちゃんの体に合ったミルクを飲ませてあげましょう。

○乳製品アレルギーの成分は母乳からもでる?

乳製品アレルギーを防ぐには母乳が一番良いとされています。
でも、母乳を飲んでいても、アレルギーを防げる赤ちゃんと防げない赤ちゃんがいます。
その違いは、母親の食事が大きく関係しています。

母乳が何からできているかご存知ない方に母乳について少し説明します。
母乳は乳房のいわば根元部分に集まった血液が乳腺で作り変えられたものです。
色が白いのは作られる時に栄養と白血球だけが取り込まれるからです。

血液が食事の影響を受けることは知られていますが、その血液から作られた母乳も同じ事が言えます。
だから、乳製品をたくさん食べて授乳すれば赤ちゃんも食べていることと同じになります。
がんばって乳製品を除去しても、母乳にアレルギー成分が出るので効果はありません。
母乳に成分が出るのは微量、という意見もありますが、重度の赤ちゃんは少しでも反応してしまうので気をつけなければなりません。
牛乳成分は食事をしてから母乳に出るのは3時間後と分かっていて8時間は出ています。
これだけ授乳の間隔が空けば食べてもいいでしょうが、除去した方が安心だと思います。

妊娠中から和食中心の食事を推奨される理由は、全て赤ちゃんの体のためなんですね。
逆に乳製品アレルギーが心配だからといって、妊娠中から除去する必要はありません。適度に食べて赤ちゃんに免疫を作ってあげるのも大切なことです。

乳製品アレルギーは赤ちゃんでも受けられる検査はありますので、普段からママと赤ちゃんが食べたものを記録しておくと医師に相談しやすいですね。

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○乳製品が摂れない赤ちゃんはどうやってカルシウムを摂る?!

乳製品が摂れないと赤ちゃんのカルシウム不足が心配ですね。
成長面でも心配ですが、カルシウムが不足すると免疫の過剰反応を起こす一因になります。
そのためアレルギーを重度化させない為にも別の食品でカルシウムをたくさん摂らせてあげましょう。
カルシウムを多く含む食品は小魚、干しエビ、ひじき、青菜、大豆製品です。

〈牛乳100ml摂取したのと同じ量のカルシウム〉

豆乳350〜750ml(製品による)
アレルギーミルク200ml
ひじき 15g (煮物小鉢1杯分)
小松菜 140g (1/2束)

特に豆乳は牛乳の代わりに飲ませたり、料理に広く使うことができます。
一般的な豆乳にも牛乳の4分の1ほどカルシウムが含まれていますが、更にカルシウムを強化した調整豆乳も販売しています。

アレルギー用のミルクにもカルシウムが含まれているので赤ちゃんがカルシウム不足になることはありません。
離乳食が始まったら食品で補っていきましょう。
※含有量と吸収量は必ずしも同じではありませんのでご注意ください

・代替食品で美味しく楽しく

乳製品が除去になると食事作りに工夫が必要になります。
和食中心の食事でも構わない人もいますが、時々はホワイトシチューやケーキだって食べたいですよね。
赤ちゃんにも他の子と同じように経験として食べさせてあげたいはず。

そんなママさんに、豆乳からできるチーズの作り方を紹介します。

〈豆乳チーズの作り方〉

(材料)
無調整豆乳200ml
レモン汁大さじ1
水切りネット
ボウル

①豆乳を小鍋に入れて火にかけます。
沸騰しそうになったら火を止めます。(80度くらい)
②レモン汁を少しずつ混ぜながら加えて、そのまま15分置いてください。
③ボウルに水切りネットを広げて、流し入れます。
④固く絞って水分を切り、冷蔵庫で冷やせば完成です。

ポイントは沸騰させると上手くできないので、火にかけたら目を離さないことです。
このチーズを使ってチーズケーキやピザ作りも楽しんでください。

他にも豆乳由来のヨーグルトやホワイトソース、ホイップクリームも販売されているので使ってみてくださいね。

○まとめ

ミルクOKの赤ちゃんが乳製品アレルギーだなんて驚きますが、成長と共に良くなっていきます。アレルギー用のミルクがあるのも安心ですね。

母乳から成分が出てしまうので乳製品が除去になっても現在は代替食品はたくさんありますので工夫して摂っていきましょう。

カルシウム不足も他の食品で充分に補充できますし、離乳食にも代替食品を上手く活用してくださいね。アレルギーに負けない体作り、応援しています!

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