小学生夏休み自由研究のやり方、進め方、進めるポイントと工夫

まずは、当サイトを御覧いただきありがとうございます。
夏休みの自由研究や自由工作など、決まったテーマが無い中で形にしなければならないというのは、大人でも大変なことですよね。ただ、小学生にどこまでを求めるのかというのも難しいです、低学年、高学年でもやはり違ってきますね、そういったことを踏まえてこんな進め方をご紹介したいと思います。

今回のテーマ
◯自由研究進め方、やり方
◯自由研究を進めるポイント

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◯自由研究進め方

自由研究をまとめていると、こういう事も調べておけば良かった、とかまとめる材料が足りないなんてことがありますので、そうならないためにどういう順番で進めるのかを考えてみましょう。

わかりやすく説明するために設定を決めさせてもらいます。設定は母親が「安いラップは使いにくい」と言っていたのをきっかけにラップの違いを調べることにしました。

1.何について調べるのかを明確にする
調べることを深掘りしていきます。

今回は「安いラップは使いにくい」ということで「安い」、「使いにくい」を分けて考えます。
「使いにくいとは?」
・ラップ同士がくっついてうまくかけられない?
・器にくっつかない?
・ラップが切りにくい?
・ラップが破けやすい?
使いにくいといっても様々ですよね
どういう物が使いやすいのかも聞いてみると良いと思います

「安いとは?」
いくらで買ったものなのか?
2個100円
1個100円
1個200円
1個300円
人によって値段の感覚は違いますが使いにくいというものの値段、
※幅と長さがあるので単純に値段だけで比べない

ある程度深掘りした段階で何を比較する必用があるのかが見えてくると思います。

2.仮説を立てる
調べることの仮説を立てます。
使いにくい理由が
・ラップ同士がくっついてうまくかけられない?
の場合の仮説例

ラップが薄いのですぐに折れる丸まる
材質により静電気が起きてしまう
刃が切りにくいのでクシャってしまう
母親が下手なだけ

この様に仮説を立てることでどこに注意して進めるのかが明確になります。

3.試してみる(実験)
仮説を立てて実際にやってもらうなり、自分でやってみてどうなのか?
実際に仮説が正しいのか、または違う問題があるという場合もあります。

4.他の商品を検討
ここまでやってようやく他の商品と比較となります。
全種類買っても良いですが無駄になりますので、箱の裏書きを見て違うものを買いましょう。 ラップの材質や刃の形状材質は箱を見るとわかるようになっています。

ラップの厚みまで書いてあるものは少ないと思いますがそういうものはネットで調べましょう^^;旭化成は一覧で出ています

購入して比べるにしても、ネットで詳細が出ている物の方が比較しやすいし表にした際に空欄を作らずに済みます。
調べてもわからないことがあった場合は「記載が無いため不明」というような記載になってしまいます。 事実をまとめるので仕方ないのでしょうが、できれば埋めておきところです。

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5.都度写真を撮る
最終的に絵を描いても良いですが、写真に撮っておけば後々それを見て書けます。
レポートをPCで作成するのであれば、画像を添付できて簡単です。

こんな画像必用かな?と思うもので一通り画像を残しておきましょう。
例えば準備した道具の画像を撮っておいたり、終わった後のゴミをとってみたり、要らなければ最終的に消せば良いだけです。

6.工夫してみる
これは必ずではないですが、身近なもので工夫して研究しましたというのもポイントは高いですよね。
例えばラップの強度を調べようと思った場合に数値で表すのは大変ですよね
・器にラップを掛けて体重計やちょう利用測りに乗せて0にします。
・先がとがっていないもので上から押して見る(箸の後ろ側等)
・ゆっくり押して破けた瞬間の数値を調べる

上から押す物の面積によっては数キロにも耐える場合がありますので1g単位の測りなのか100g単位の体重計で調べるの考えましょう。
こういう調べ方をしてこういう数値になりましたので強度の順位はこうです、と明確に伝えることができます。

小学生でここまでやったら大した者ですね^^;

小学生が工夫するなら数値では無いですが、密着度を調べるのにコップに水を入れて逆さにしてみるというのも面白いですよね。
普段の使い方ではない方法をやってみるというのがポイントです

7.結果をまとめる
まずはまとめる内容で説明した項目ごとにまとめて行きましょう

手書きでもパソコンで作成しても良いのですが、まとめ(報告書・レポート)が数ページになると思いますがページの変わり目が中途半端にならないようにすると見る側は読みやすくなります。

各実験や比較を説明する場合はこの様に考え(仮説)この違いを調べてみました。結果はこうでした という流れでまとめましょう 違いはありませんでしたというのも調べてわかることなので報告しましょう。

◯自由研究を進めるポイント

1.進め方まとめ
1~7とざっくりまとめてみましたが、何を調べるために、何を研究(比較等)するのかをまず明確にする。
結果としてどうまとめたいのかをシュミレーションする。
そのためには何が必用なのか?
都度写真を撮るのも、こういう画像あったら良かったとならないようにどんな画像があればまとめられるのか?

というように全体をイメージして、結果のために何が必用なのかを逆算し漏れが無いように進めていきましょう

まとめる表を先に作成し、埋めていくという方法でも良いと思います。

2.研究期間
研究期間は比較研究であれば、1~2週間程度でできると思います。
夏休みは1ヶ月ちょっとなので1ヶ月かかるような研究は継続するのと結果をまとめるのがすごく大変になってしまいます。

3.失敗してもOK
自由研究は必ずしも成功し良い結果だけとは限りません。
仕事で研究している方も失敗を繰り返します。

なので失敗した研究結果もしっかりとまとめましょう。
当然なぜ失敗したのか、次行う場合はこういうところに気をつけようというまとめ方です。
失敗とは間違ったやり方だったという学びであり、無駄では無いということです。

むしろ失敗をうまくまとめる方が私は評価したいですけどね^^;

今回のまとめ

今回は説明のため設定を食品用ラップとしましたが、テーマは日頃の疑問から膨らませて行けばいいだけなのでなんでも良いと思います。
低学年であれば磁石を授業でも使用しますので、身近なお金が磁石にくっつくか調べたとか、そこから膨らませてくっつく物とくっつかない物の違いを調べてみるというのも面白いですよね

夏になるとホームセンターで研究セットも売られていますが、身近なこと、生活の中での疑問を題材にすると、興味を持って取り組めると思います。

大人でも何気ない疑問ってありますから子供に投げかけてみてはいかがでしょうか^^

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