厄年に厄除けをもらいに神社やお寺に行くという方も多いと思います。
ですが、厄除けはいつまで手元におくべきなのでしょうか?
返納するのはなんとなくわかりますが、どのように返納するのでしょうか?
今回は、厄除けの返納方法や返納する神社、処分する場合の注意点について書いて行きたいと思います。
もくじ
○厄除けお守りの返納方法
○厄除けお守りは違う神社に返納しても良い?
○厄除けお守りの処分での注意点は?
○厄除けお守りの返納方法
厄除けを返納する場合、まず「いつ返せばいいのか」と思う方もいると思います。
最初に厄除けを返納する時期について書きます。
厄除けは前厄・本厄・後厄と3年続きます。
1年間ずつ厄除けをもらいに行く方もいれば、3年間同じ厄除けを持っている方もいます。
これはどちらが正解でどちらが不正解とかは無く、あくまで個人の考え方なので、1年ずつ新しいのにするのも良いことですし、3年間ずっと持っているのも良いです。
ということで、厄除けを1年で返納する場合と、3年で返納する場合があります。
一般的には、1年で返納し新しい厄除けももらいに行く場合が多いのです。
では、どうやって返納すれば良いのでしょうか?
答えは簡単です。
厄除けをもらった神社やお寺に行って返納箱に返納すれば良いのです。
神社によっては、1年間ずっと古札を返納するための箱が設置されているところもありますが、多くは年末年始に設置されている場合が多く、遅くても1月15日まで受け付けているところが多いようです。
返納する際に、返納料がかかるところがほとんど無いので、特に指定がなければそのまま返納箱に入れればOKです。
返納料がかかる場合は、お札と同額程度を目安にすると良いです。
返納箱があるかどうか、返納料がかかるかどうかは、直接神社やお寺に問い合わせてるのが良いでしょう。
○厄除けお守りは違う神社に返納しても良い?
厄除けをもらった神社やお寺が遠くにあり、なかなか行けない場合があります。
そのような場合は、厄除けをもらった神社やお寺と違うところに返納しても大丈夫なのです。
ここで注意点なのですが、お寺に返納する場合、宗派が違うと返納できない場合があるので事前に確認することをおすすめします。
厄除けを神社でもらった場合は神社へ、お寺でもらった場合はお寺へが基本です。
日本にはたくさんの神様が祀られています。
よく「八百万の神様」と言いますよね?
万物に宿る数えきれないほどの神様がいて、それぞれが神社に祀られているのです。
日本では、別の神様もお参りすることができますし、違う神社の厄除けの返納も受け付けてもらえるのです。
○厄除けお守りの処分での注意点は?
厄除けを返納する場合、厄除けをもらった神社やお寺に返納するのが一般的ですが、「どんと焼き」で厄除けを処分する方法もあります。
どんと焼きは1月15日の小正月にする火祭り行事です。
お守りを火で焼くことは厳禁になっていますが、どんと焼きは神様に返納するための行事なので、どんと焼きで燃やすことは大丈夫なのです。
神社やお寺によっては行っていない場合もありますので、問い合わせてみると良いでしょう。
そしておまりオススメしませんが、自分で厄除けを処分する場合は必ず粗塩をふって処分しましょう。
粗塩はおはらいやお清めする場合に使う塩なので、ひとつまみかけて新聞紙などに包んで捨てましょう。
自分で捨てる場合だけではなく、神社に返納する場合にも言えることですが、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは「感謝の気持ち」です。
「厄年を無事に終えることができました」「守っていただきありがとうございます」など感謝の気持ちを忘れずに、返納・処分してください。
まとめ
今回は、厄除けの返納方法や処分方法について書きました。
厄除けは基本神社などに返納するのが良いとされます。
今回、自分で処分する方法を紹介しましたが、あくまで最後の切り札と思ってください。
少しでも時間がある方は、直接神社やお寺に行って返納することにしましょう。