まずは、当サイトを御覧いただきありがとうございます。
還暦が60歳というのはよく知られていると思いますが、実は120歳まで幾つかの祝歳があります。ちょっとした雑学かも知れませんが節目にご両親や祖父母をお祝いしてみてはいかがでしょうか
今回のテーマ
◯祝歳一覧
◯満年齢と数え年
◯祝歳の由来
◯祝歳一覧
年齢 | 祝歳名(ふりがな) |
60歳 | 還暦(かんれき) |
70歳 | 古希(こき) |
77歳 | 喜寿(きじゅ) |
80歳 | 傘寿(さんじゅ) |
81歳 | 半寿(はんじゅ) |
88歳 | 米寿(べいじゅ) |
90歳 | 卒寿(そつじゅ) |
99歳 | 白寿(はくじゅ) |
100歳 | 百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)、紀寿(きじゅ) |
108歳 | 茶寿(ちゃじゅ) |
111歳 | 皇寿(こうじゅ)、川寿(せんじゅ) |
119歳 | 頑寿(がんじゅ) |
120歳 | 大還暦(だいかんれき) |
◯満年齢と数え年
上記で祝歳を一覧にしましたが一つ注意が必要です それは満年齢と数え歳についてです。
・満年齢とは生まれた歳を0歳とした年齢表記です。
満1歳というと生まれてから365日~729日(1歳0日~1歳364日)までを言います
※うるう年は+1日
・数え歳とは生まれた時が1歳(1年)という考え方
数え歳の基準は元旦1月1日です 12月1日に生まれた場合数え歳で1歳は12月31日までの1ヶ月となります。
祝歳で満年齢なのは還暦(60歳)だけでそれ以外は数え歳でお祝いするのが一般的です
還暦の次は古希(70歳)ですがこれは満69歳で迎える元旦に古希を迎えるというのが厳密です
※正式にはということであり、現在は満年齢でお祝いすることが一般的となってきております。お祝いする側、される側の気持ちの問題ですのでこの辺は気にしなくて良いと思います、過去には天皇陛下も満年齢で傘寿のお祝いをされています。
◯祝歳の由来
・60歳:還暦
60歳がどういった節目なのか?
還暦の還は元の場所や状態に戻るという意味の漢字で、暦は「れき」、「こよみ」と時の流れを意味しています。
干支の十二支には更に細かい組み合わせがあり、それらを全て組み合わせると60種になるのです。
本当の意味で干支を一周するのにかかるのが60年ということで、「還暦」となっております。
・70歳:古希
本来は古稀と表記されております。今では平均年齢80歳を超える時代ですが例えば江戸時代でいうと平均年齢50歳前後だったとも言われていますので、70歳まで生きるというのは稀(まれ)だったわけです。そういった事から古稀とされ遠タイミングで変わったかはわかりませんが希望の希と表記されるように成りました。
・77歳:喜寿
喜び寿っていかにも縁起良さそうでしかもラッキーセブン^^だからではないのですけどね。「喜」の草書体が「七」を3つ「品」という感じに並べた時ということから七七歳を喜寿というようになりました。
草書体とは書体の一つ早くかけるように字画の省略が行われている書体
古い書物よく見かける何が書いてあるかよくわからない書体^^;
・80歳:傘寿
傘という漢字を分けると「八十人人人人」となるので、八十をとっています。
傘じゃなくてもいいのでは?と思うのですが、傘は末広がりの縁起物でもありますのでそういった観点からも傘の字が使われているのでしょうね。
・81歳:半寿
半という漢字を分けると「八十一」となることから81歳を半寿としています。
これはあくまで個人的な意見ですけど、半は半人前とかで使われますよね そうであれは平和の平の字の方が良くないですかね?
更に突っ込めば全の字を分けると「八十一一」になるので82歳を全寿で祝ってあげないのは何でだろうと思うのです(個人的意見なので無視して下さいw)
・88歳:米寿
米という漢字を分けると「八十八」となることから88歳を米寿と言います。
お米はお供え物にも使われる事があり、お米になる手前の稲穂もお供えしますので縁起物になるのでしょうね。
・90歳:卒寿
何かの卒業なのかと思ったのですがこちらも文字からきております。
卒の略字が九十と縦に並べて書くので90歳を卒寿といいます。
・99歳:白寿
百の漢字の上の一を取ると白という漢字になり100から1を引くということで99歳を白寿と言います。
完全昔の人の漢字遊びに付合わされているようです^^;
100歳:百寿
こちらは読んだままですね。他にも紀寿とも言われますが1世紀100年ということで紀寿でも表記されております。
108歳:茶寿
また漢字を分解するんでしょ?と思った方正解です!艹を更に2つに分けて「十十八十八」=10+10+88 で108歳になります。
111歳:皇寿
?と思うけどこちらも漢字を分解します。漢字の問題みたいになってきてますけどね
皇は「白一十一」→「白一=百」と「十一」を足すと111歳になります。
111が川にも見えるので川寿とも表記されます。
119歳:頑寿
頑丈の頑なのでと思ったのですがやはり・・・
ニ八百一八に分けることができるので119歳を頑寿といいます。
120歳:大還暦
これは還暦の2倍なので大還暦となります。今でこそ平均年齢が上がっているの60歳でも健康な方は大勢おられますが、60歳を2回巡るって凄いことですよね。
4世代や5世代が集まれますね^^;
途中文字が変換で出てこなかったものはこんなイメージです。
今回のまとめ
何か特別な意味があるのかな?と思われている方も多いと思いますが実際は漢字を分解して当てはめているという事です。
還暦、古希、大還暦は「寿」という言い方ではないですよね、そしてちゃんとした意味があるのです。それ以外はどうなの?とちょっと思いたくなる感じ(漢字)ですけど一応まとめてみました^^